美容室 桜井の歴史

 美容室桜井は、大正7年、南2条東1丁目に桜井美粧院として開業いたしました。
 札幌でも1,2を争う歴史を誇る美容室です。

 初代の桜井かねをは、サービス精神が旺盛で進取の気質と研究心にあふれ、お客様第一が口癖でした。札幌で最初のコールドパーマ機を導入したり、良い薬液ができると早々に営業に取り入れたりと、常におしゃれの先取りと改善に余念がなかったと聞いております。

 2代目の桜井照子は、先代の本物志向に加えて、付加価値をどれだけプラスしてお役に立てるかを考えた経営を目指してまいりました。美容師としての技術ができるのは当たり前、お客様に心からご満足頂けるサービスを念頭において努力してまいりました。
 お陰様で地域の皆様はもとより、ご遠方の方やご家族でいらっしゃる方、また2代、3代にもわたってお越しくださるお客様も大勢いらっしゃいます。

 3代目社長の三澤龍子のもとでは、総合美容室の名に恥じないよう、美容師の使命である生活文化の担い手としての責任と誇りを大切に営業に臨んで参りました。。
  お客様の個性を美しく表現しニーズにお応えし、おしゃれに関する事でしたらどのようなご希望にもお応えできますよう、技術の開発と向上に日夜研鑚を積んで現在に至っております。また、ケアを重視した毛髪やお肌のお手入れをお知らせするとともに、加齢美を追求した内面の健康に関する情報も自信を持って発信しております。
 
 現在は、平成23年12月に代表取締役を交代し、桜井はるみ新代表の下、新たな心構えで、100年、200年へ向けてなお一層努力を積み、まい進していく所存でございます。
<相談役:桜井照子>
・昭和25年、桜井かねをの長男裕司と結婚
・昭和51年 札幌ゾンタクラブ入会
・平成11年 美容室桜井 会長に就任
<代表取締役 会長:三澤龍子>
・札幌銀行に8年勤務後、美容室桜井マネージャーとなる。
・美容師、エステティシャン、カラーリスト、アロマセラピスト、ネイルアーティスト、整膚の資格を持つ。
・平成11年 代表取締役社長に就任
・札幌清田ロータリークラブ会員
・札幌倫理法人会会員
・北海道倫理法人会副会長
・札幌中央倫理法人会 相談役
・平成19年倫理経営インストラクターを拝命

  美容室桜井の歴史
  ー札幌市倫理法人会による桜井会長(現・相談役)へのインタビューから抜粋させていただきました


突然の経営引継ぎ

−美容室を始めたきっかけは?
■ 昭和25年、酒造会社に勤務していた主人(桜井家の長男)と結婚。美容室を継承するという意識のないまま、大先生の元で家事のかたわら美容室の手伝いをしておりました。
 昭和51年、大先生の逝去に引き続き52年の秋、主人もこの世を去りました。
 いろいろと困難な事も在りましたが、投げ出す事もできず、私が総ての責任を担っていかなければならないのだと思い、事業を引き継いでいく決意を致しました。

−店の営業を続けるかどうかなど色々悩んだのでは?
■ 私自身、美容の技術が出来ない事が、最大の悩みでした。向上心の旺盛な明るい性格の大先生は、美容の仕事(日本髪の結い上げ、花嫁のお仕度)が好きで好きで、親の反対を押し切って修行を積んだというお話しをたくさん聞かされておりました。75歳まで仕事に携わっておられ、私にはとても真似の出来ない事と思いつつも、尊敬しておりました。と同時に、技術のない私は、何を以て自分の仕事としていったらいいのか、真剣に考えました。
 また、あてにしていたスタッフが退店し、戦力者がかけることで、お客様に多大なご迷惑をおかけし、残ったスタッフにもお客様にも申し訳ない気持ちで一杯でした。
 「世の中の役に立つ人間になるように」という、父の言葉を思い出し、これからは、店で働く人達の働き甲斐を考えていこう、これも社会貢献の一端になるのではと考え、自分の気持ちを奮い立たせてきたように思います。

職場こそ人間形成の場

■ 私ども、サービス業は人とのかかわり合い、対人関係が特に大切です。スタッフには、常日頃、先輩には尊敬の念を以て接する事、後輩にはねぎらいの心を以て接する事に心掛けるようにと指導しております。言葉づかいや態度をしっかりと身に付けて、日常の生活の中で自然に振る舞えるようになってもらいたいと願っております。
 体調が悪い時には仕事を休ませますね。コンディションが悪いと、どうしてもお客様とのコミュニケーションも、手の動きもうまく行きません。そういう時はお客様の方が敏感に察して不快な思いをされる事にもなりますし、印象も良くありませんから。
 
美容師の「師」は「医師」の「師」と同じ、
人助けの意味がある。
商品とは… サービスとは…


■ 美容室は幸福企業です。店内には、“スタッフである自分自身が商品であり動きが販売である”という観点に立ち、行動と言葉によるコミュニケーションで、心の通う営業(ハーティマネージメント)を心掛けております。

−より良いコミュニケーションをとっていくために気をつけていることは?
■ お客様とコミュニケーションをよくするためには、お客様との会話が弾むことが必要ですね。まず取り扱っている商品についての知識を身に付けどの様な角度からのご質問にも答えられなければなりません。特に今は健康志向の時代ですから、私たちも多方面から情報を収集し、お客様のより高いニーズにお応えできる様、研鑽を積んでおります。
 スポーツ、音楽、映画、グルメ等、あらゆることに目を向け、教養を高めてお客様に合わせた会話ができることも大切なサービスの一つです。
  また、お客様の表情や仕草から、その方がどの様な感情や心理状態にあるか見抜く力も必要ですね。少なくとも、お店を出る時には、全てのお客様が、美しく自信に満ちて、活き活きとした気分でお帰りになれる様なサービスをすることが私たちの使命だと思っております。
 
−接客で心掛けていることは?
■ 私たち美容師は、華麗な生活文化の担い手として、それぞれのお客様にとって、今日一日がより充実した一日になることを願って施術に入らせて頂いております。お客様が抱える様々なことに関心を寄せ、嬉しいことは自分のことの様に喜び、嫌なこと、不安なこと、心配なことなどは一瞬でも忘れて、心地よい一時を過ごせる様、聞き上手に徹して接することを心掛けております。

−最近、女性がいろいろな職業に進出しています。これまで男性の「聖域」といわれてきた職業にもどんどん就いていますが、それについてはどう考えていますか?
■ 世の中では男女同権といいますが、実際は男と女の役割は違うと思います。私どもは女性ばかりの職場ですが、せっかく美容師になりたいという希望を持って仕事をするならば、最後まで続けてもらいたいと思っています。女性には、結婚・出産・育児という大きな事業がありますが、その間も仕事を続け、いわゆる主婦としての仕事と、美容の仕事の両立を、ぜひ、きちんとしていってほしいですね。

−好きな職業といえど、やはり出産、育児をしながら美容の仕事もするとなれば、相当な負担があると思いますが。
■ 私も実際に経験してきましたが、確かに負担は重いですね。しかし、だからこそ、結婚や出産、育児でいったん現役を離れても、復職した際には充分役に立つ様な技術をしっかりと身につけてもらうようにしています。幸い、当社には40年以上美容の仕事を続けているものもおります。そうした先輩の経験を生かし、産前産後の休暇をきちんととってもらい、復帰した際には育児をしながらでもすぐに仕事を続けていける様に支援しております。

来店する方は「理念」に惹かれて
事業経営の基盤はJBM(ジャパン・ビューティー・マネージメント)
=人間行動科学


−最後に桜井様の「理念」は何ですか?
■ 経営の基盤となる「理念」や、企業としての考え方の基本となるものは、全て、人間行動科学に基づいたJBM(ジャパン・ビューティー・マネージメント)で学んだことを元にしております。これが今後も私どもの変わらぬ指針となるものでもあり、桜井の屋台骨を支える太い大切な柱だと考えております。
 また、お陰様で倫理法人会のモーニングセミナーにスタッフと共に皆勤で参画させていただいておりますが、1週間をすがすがしい気持ちで過ごせる事に感謝致しております。